コーヒー用のポット
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 注ぎ口のところが繊細なつくりになっているステンレスポット。コーヒーをドリップしていれる時に使いやすい。コーヒー専門店の棚に並んでいるのを見るたびに気になっていたのだけれど、ヤカンの他にわざわざコーヒー用を買うほどの"通"でもないしなあ、と遠慮していた。なんとなく私の基準では、コーヒー豆を自分で焙煎しないまでもせめて自分で挽くくらいのレベルでないと、こんなポットも使ってはいけないような気がして。

 でもある日、豆(「ペーパー用」に挽いてもらう)を買いに行ったついでについヨロッと手を出した。毎朝必ずコーヒーはいれる、ということは、必ず毎日使う。使いこなせるかどうかわからない圧力鍋どうしようなどと考えるより、元はとれると思っていい。という勝手な理由をつけて。

 こういう時の基準はいったいどういうものなんだろう。「欲しい」の気持ちと「ガマン」の気持ち、それから「必要」のバランス。ガマンもちょっとだけなら、ガマンができた自分を偉いと思えることもある。欲しいの気持ちにポンポン従える自分を潔いと思える瞬間もある。そんな私のときどきストイックになる物欲感覚は、"先の"戦争前後に必要な物すら手に入らない青春時代を過ごした親世代のきもちの反映もあるんだろうな。

 で、ポットの話だけど
 チョロチョロっと細く、しかし確実にお湯を注げるのは気持ちがいい。粉をブワッとひっくり返してしまうことがなく、安心。さすがコーヒー用。買ったお店のお兄さんによると、凝る人は注ぎ口をたたいて加工して、もっと細くお湯が出るようにしているらしい。そういう人は、豆はぜったい自分で挽くんだろうなあ。
 ちなみにこれは商品としても安定しているらしく、パッケージも何十年もこのままなんだろうなと思われる素朴なデザイン。

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by pantaya | 2005-04-20 17:36 | food/tea time


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