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アメリカのペン
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 日本の文房具は世界でもトップクラスだと思う。製品の質の高さはもちろんのこと、かゆいところにしっかり手が届かんばかりの品揃え。携帯用のホッチキスとか、画鋲はがし、封筒用のテープのり、修正テープ各種、ページめくり用のゴムキャップ、などなど。ボールペンだけとっても、これだけ種類が豊富な国はないんじゃないかな。

 滞米中は、だから、最初すごく困った。ただでさえ文房具好きの私、絵の道具だけでなく、ふだん使うペンにもそれなりのこだわりがある。上等できれいに書けるのだったらいいかというと、全然そうではなく。適度に軽く適度にユルユル、とか、適度に太くて少ーしかすれるのがベスト。というような。そこそこのラフさ・チープさなんかも求めているわけ。

 気合いを入れてお店をまわり始めたけど、すぐ諦めた。だっていいのが全然ないんだもの。上等すぎないという意味では程よいかな、とも思ったとしても、「いくらなんでも、もうちょっとは、かすれないでおくれよ〜」みたいな加減っぷり。いくら探したところでどこへ行っても同じような品揃えだから(種類が少ない)、掘り出す楽しみもない代わりに、そこそこいいのを見つけても「もっといいのがあるかも」な心配もなし。

 そのうち、今までそれほど興味のなかった方向に目が行って、実用からかけ離れたモノへも手を出すように。そういう感じで手にとってしまったのが、この宇宙人ペンでありました。もちろん使う気などほとんどなし。事実、書き心地はやっぱり"それなり"ではあり、すぐにインテリア小物と化したのではあるが、それはそれでりっぱに「用」をなしているのかも。意味ないような、あるような。
by pantaya | 2007-03-30 08:52 | stationery/goods


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